佐々木 司
東京大学大学院教育学研究科 教授

ワークショップ概要
 本講習では、精神疾患の疫学、臨床診断と治療について概観する。疫学では発症年齢と頻度、性差について概観するほか、遺伝要因の割合と関連する環境要因について説明し、予防と経過の改善に何が役立つかを考える。臨床診断ではDSMを中心に、現在の精神科診断の基本となっている操作的診断システム診断体系の概要と意義、同時に臨床におけるその限界について、うつ病とその診断・治療の難しさを例に解説する。また精神疾患同士の併存の意味についても、治療への影響の観点から考える。治療については、薬物療法等の生物学的治療を中心に解説する。特に、医師がどのような観点で薬を選択するか、どのように処方を変えていくか、心理士としては何を知っておくべきかについて説明したい。また生活習慣改善など、医師と心理士が共同で取り組むべき課題についても解説する。
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